第4日目

6時30分 神戸に向けて出発

 

出発日。バスが待つ蔵屋公民館の前には早朝から地域の方々が集まってくださり、見送ってくれた。別れが惜しまれ、涙が出た。奥出雲町の皆さん、蔵屋地区の皆さん、追谷集落の皆さん、民泊(大田屋、東京屋、和田農園、和夢、田楽荘)の皆さん、本当にありがとうございました。


 

後日談:お見送り当日、それまでお見えにならなかった地域の人もいらっしゃった。それは滞在中に、直会やごはんの準備を通して学生とふれあったことや高齢の地域の方を自宅まで、手を携えて夜送っていった学生がいたため。この行動に感動し、あっという間に集落内に噂は広がり、感謝してお見送りに来てくださったとか。

 

更に今回の「民泊」は、蔵屋地区でも試行的な取組でもあった。中心となっている人に、「これまで田舎ツーとかに関心なかった層が、やっと君たちのしようとしていることが分かったと歩み寄られた」という話を聞き、「小さな成功体験の積み重ね」の重要性を感じている。

 



学生の声

●法文学部4年男子

今回島根県奥出雲町の旅を通して、田舎の素晴らしさを実感することができた。温泉、雪、囲炉裏など普段経験することのない様々なものに触れることで新しい感覚を覚え、さらに新しいものを自分の中に取り入れていきたいと思った。また、空き家を図書館やゲストハウスに生まれ変わらす発想も非常に魅力的であり、空き家の可能性は無限大だと感じた。今回の視察を参考に良いアイデアを提供していきたいと思う。奥出雲の方がはみな親切で、とても充実した4日間を過ごすことができた。食事を用意してくれたり、様々なことを教えてくれたりと、健康的な生活の中で自分を成長させてくれたことに感謝したい。また今後は地元のみならずお世話になった奥出雲町にも何か良いものを提供してこのつながりを大切にしたいと思う。

 

●法文学部1年男子

今回の3泊4日の行程を終えて、感じたことは、空き家・地域おこしの知識が増えたことはもちろんなのですが、人生を経ていく中で必要になる考え方なども学べたということです。田舎似済んでいる(元々から)だけでなく、東京などから移住した人など自分とは全く違う環境に身を置いている人の話を聞くのは新鮮でした。地域おこしの視察で印象に残ったのは高田みんなの学校です。高田みんなの学校の会計の話の中に無理せずにやっていくことが大事という文言が町おこしをやっている意見として大事だと感じたからです。以下から友利地区の活性化に島根で学んだことを取り入れていきますが、地域の人が負担に思わないことを前提に案を出して推敲していきたいと考えました。

 

●法文学部3年男子

 

島根県で3泊4日を通して感じた事は地域住民の方々が地域振興にとても熱心だなと思いました。自分の地域を自分達で盛り上げようという考え方はとても素晴らしいなと感動しました。また、自分達の地域資源を活かしての取組は勉強になり、ぜひ宮古島に帰ってからもどんな事をしたいのか詳しく説明したいです。田舎だから夢がないのではなく、将来の日本をみたときの先進地域として夢をもたせることができる。何事にもプラスに考えチャレンジしていく姿勢というのはすごく心を打たれます。本当に快く私達を受け入れてくれた奥出雲の方々にはともて感謝します。次は沖縄に来てもらう番です。これからは沖縄と島根の交流をもっと広げてお互いに刺激し合っていく必要があると感じました。