第2日目

8時00分 教員の宿泊施設から1日は始まる

 

朝起きると昨日よりさらに雪は積もり、降っている。教員の宿泊施設は蔵屋地区から25分ほど車で走ったところにある「恐竜博物館」。民泊先「和夢」を経て、蔵屋公民館に集合。

まずすることは長靴に履き替えること。「靴の中が冷たいなんて初めてだ」という声も聞こえる。

雪に飽きる様子もなく、はしゃいでいる。



9時00分 たたらと刀剣館へ

 

たたらと奥出雲町の関わりを学ぶ。

 

たたらと刀剣館

 



11時00分 追谷集落集会所でそば打ち体験

 

追谷集落集会所では、奥出雲そばの手打ち体験。みな上手にできた。「そば打ち」という新たな才能をみつけた学生も!

 

そば打ちの後は、自分で打ったそばを食べ、追谷集落とたたら製鉄との関わりを探るため周辺の視察をした。

 

ここでは奥出雲町のケーブルテレビ「ジョーホー奥出雲」の取材担当者が同行した。



15時00分 斐之上温泉

 

島根県は日本有数の良質の温泉地でもある。またドライヤーなども完備されていることから、毎日の入浴は、温泉施設を利用した。



16時30分 集落体験

 

蔵屋公民館に戻り、集落体験。男子は薪割りでごはんをたき、女子は島根のごちそう「にしめ」の準備を地域の方から教わる。

男子は寒さをものともせず、3時間ほどひたすら薪を割り続ける。翌日は餅つきがあるので、この体験は絶対役立つはずである。



18時00分 直会開始 

 

近所の3つの集落の方々も合流し、「直会」が開始された。

終了後は、それぞれの民泊先へ移動。

 

※「直会」とは、神祭終了後、神饌(しんせん)や神酒(みき)のおろし物を参加者が分かち飲食する行事をさす。



学生の声

●法文学部4年男子

 

島根の伝統を感じました。たたら製鉄について調べ、沖縄とは異なった文化を知ることができ、非常に良い思い出となった。そばを上手く作ることができなかったのが悔しかった。雪景色が美しい。

 

●法文学部1年男子

奥出雲町とたたらっが関連していることは前情報で知ってはいましたが、それがどう関係しているのか詳細を知ることができました。また薪割りなど、地域の人からしたら当たり前の作業でも自分達、外部の人間からしたらとても楽しく感じられたのは、何か、地域振興のヒントになるかもしれなと感じました。

 

●法文学部3年男子

 

たたらの製鉄技法が伝統的なものを受け継いでいて現代技術に頼ることだけが良いことではないなと感じました。また、材料となる木炭を採取するために、伐採した跡地を水田を利用して環境破壊だけで終わらないところがすごいなと思いました。そば作りは楽しく、自分の新たな才能を見つけました。